配慮すべきは親か周囲の乗客か?
「ベビーカーをご利用になるお客さまは、周りのお客さまに配慮し、十分ご注意ください」
東武鉄道が、千葉県北西部を走行する東武野田線などの電車内で表示するこんな注意喚起が、ツイッター上で波紋を広げています。
東武鉄道によると、注意喚起は東武野田線と東武東上線の一部車両内で、ドアの上にあるディスプレーに表示されていました。
議論の発端になった投稿をしたのは、埼玉県鶴ケ島市の男性(56)。
今年3月末、ディスプレーの写真を添え「子連れで移動する人に配慮するのは周りの人であるべきでしょ」などと声を上げた。
男性のツイートは4月下旬までに1万5千回以上転載され、「日頃から神経をすり減らしている親が、ますます乗車しづらくなる」などと賛同する意見の一方、「ベビーカーにぶつかられて謝罪もなかった」「席を譲られて当然という態度が悪い」といった反論もあった。
担当者は、呼びかけ方が偏っていたと認め、「駅や車内での配慮は、双方にお願いしてきたつもり」と釈明。
利用者からは賛否、さまざまな意見が寄せられており「改善のため、活用していく」としています。
なお、国土交通省などは2014年3月、ベビーカーの優先マークを作るなど安全利用や理解促進のためのルールを策定。
交通各社も、優先スペースを車内に設けるなどハード面の整備を進め、車内放送や駅のポスターで相互協力を求めています。
今回注意喚起を行った東武野田線の対象車両でも、ベビーカーや車いす利用者のフリースペースが設置されているとのことです。
ここから朝礼ネタ
先日のニュースにあったんですが、東武鉄道が、「ベビーカーをご利用になるお客さまは、周りのお客さまに配慮し、十分ご注意ください」といった注意喚起を車内で表示し、ネット上で議論になっているそうです。
「配慮すべきは周囲の乗客」という意見もあれば、「横柄な親がいるのは事実」など議論は白熱しているようです。
東武鉄道は、文言が一方的だったとして、変更を検討しているとのことでした。
例えば、「すべての人が気持ちよく乗車できるように、ベビーカーをご利用の方も
周囲の方も、お互いに思いやりの気持ちをもちましょう」みたいに、すべての人にあててメッセージを送ればよかったのではないでしょうか。
言葉の使い方一つで、相手に与える印象は変わってしまいます。
仕事におきましても、その言葉で不快になる人はいないのか、言葉をちゃんと選んで使うように、心がけていきたいと思います。
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