朝礼ネタ きよしこの夜誕生秘話

2018/01/29

朝礼ネタ 自己啓発

t f B! P L

朝礼ネタ きよしこの夜誕生秘話

世界で最も有名なクリスマスソング きよしこの夜

「きよしこの夜」が誕生したのはオーストリア。

作詞はヨゼフ・モール、作曲はフランツ・グルーバーです。

それは1818年12月23日、クリスマスイブの前の夜。

オーストリアのザルツブルクの北約15kmにある、オーベルンドルフという村の小さな聖ニコラウス教会の出来事でした。

小さな鼠が、教会のパイプ・オルガンの中に忍び込み、弦をかじっていたのです。

そして翌日、クリスマスイブの日になりました。

朝、この教会の若いオルガン奏者フランツ・グルーバーがその夜のミサに備えて、オルガンで聖歌の練習を始めようとしました。

しかしパイプ・オルガンは、空気のなるスーという音がするだけで、音楽を奏でません。

クルーガーが変に思い、オルガンの中を調べてみると、皮で出来たふいごが破られたような状態で、どうしようもありません。

どうも昨夜、鼠にかじられたようです。

今更、急に修理と言っても、クリスマスイブ当日に、遠くから修理人を呼び寄せるのは不可能です。

これではクリスマスイブに歌う聖歌の伴奏ができないと、クルーガーはとても落胆し、途方に暮れました。

当時、ナポレオン戦争による混乱と疲弊で、村を支えていた塩運搬業が打撃を受けていました。

さらにその年は冷夏による不作が続いて、この村は深刻な状況に追い込まれていたのです。

そんな折だからこそグルーバーは、クリスマスイブのミサくらいはなんとか無事にやりたかったのです。

そこへグルーバーの友人で、助任司祭のヨゼフ・モールがやってきて、今夜のミサはオルガンなしでやらねばならなくなったことを彼に告げます。

考えたモールは、2年前からしたためていた「キリスト誕生の詞」をグルーバーに渡し、この詞にギターで歌の伴奏ができるように作曲したらどうかと提案しました。

モールは内気な性格で、詞は作ったが発表できないままでした。

これを聞いたグルーバーは、教会堂内でギターを弾くことを信徒は嫌っており、神父にも怒られると反論しました。

その頃は、教会で演奏する楽器は、オルガンのみしか認められていなかったのです。

しかしモールの詞を読んでみたら、とても繊細で美しい詞とわかり、グルーバーはやる気になって、数時間で曲を作りあげました。

出来上がったのは、ミサが始まる数時間前。

そして聖歌隊を集めて練習したのです。

その後、クリスマスイブのミサになり、付近の村人たちが教会にやってきました。

ミサが始まっても、オルガンの演奏が全くないことに、村人はざわめき始めました。

礼拝が始まり、神父のお話が終わってから、ヨゼフとグルーバーが出てきて、今までの事情を正直に説明し、その代わりに、これからミサにふさわしい新しい曲を披露しますと言ってから、「きよしこの夜」を演奏しました。

これが聖歌「きよしこの夜」の始まりです。

「きよしこの夜」は、こうしてギターで初めて演奏されました。

現在、聖ニコラウス教会の跡地に記念礼拝堂が建てられ、中には、この日の出来事を題材にしたステンドグラスが飾られています。

ここから朝礼ネタ

少し前に、クリスマスにまつわるお話を聞きました。

あるオーストリアの小さな教会では、一年中で最も大きな祝いの行事、クリスマスの準備をしていました。

その最中、オルガンが突如壊れてしまいます。

今年のクリスマスは味気ないものになると、村人たちはとてもがっかりしていました。

そこで、司祭は自分で詞を作り、オルガン奏者に、オルガンではなくギターの演奏で合唱出来る歌を作ってほしいとお願いします。

オルガン奏者は、当時教会で演奏する楽器は、オルガンのみしか認められていなかったため、どうするか悩みますが、司祭の作った詞がとても美しい詞だったので、これに見合う美しい曲を作らねばと奮起します。

そして、クリスマスイブ。

ギターで演奏されたその曲を、喜びに満ち溢れた顔で歌う村人たちがいました。

この時の歌は、今世界中で歌われていて、曲名は「きよしこの夜」だということです。

突如、オルガンが壊れるというアクシデントが起き、うまくいかない状況が生まれたわけですが、そこで演奏を諦めるのではなく、どうにかして出来ないだろうかと知恵を絞った結果が、名曲の誕生につながりました。

仕事におきましても、突発的にうまくいかない状況が生まれることもありますが、アクシデントをチャンスととらえて、知恵を絞って行動できるように、がんばりたいと思います。


もっと朝礼ネタを探したい方は ⇒ 朝礼ネタ困るよねぇ~(自己啓発)

自己紹介

自分の写真
朝礼ネタ、気持ちを込めて執筆中です!

Twitter

フォローすることで、朝礼ネタの投稿通知が受け取れます。

ブログアーカイブ

QooQ