事故件数が8000件から5000件に
日本スポーツ振興センターの調べによると、2016年度における小中高の組み体操による事故件数は、
5271件であることが明らかになりました。
事故件数は、2011年度から2015年度までは8000件台で推移していたものが、
2016年度で一気に5000件台に減少しました。
2015年度( 8071件 )比では35%の減少、
ピーク時の2012年度( 8883件 )比では41%の減少となります。
これは、2016年1月から5月頃にかけて、
国や自治体が事故防止に取り組んだことの成果と見ることができる、
とのことです。
事故が大幅に減少した理由
2016年3月に、スポーツ庁( 文部科学省の外局 )が全国の教育委員会宛てに、「 組体操等による事故の防止について 」 と題する事務連絡を発出したのが
きっかけ。
これを受け、全国の自治体が組み体操における安全への対策を取り始めます。
主な対策としては、
- ピラミッドやタワーの段数を4段や3段までにする
- ピラミッドやタワーを禁止にする
などが取られました。
しかし、まだ何の対策も講じていない自治体が大半で、
大幅に事故が減ったとはいえ、まだ5000件の事故が起きています。
運動会の花形である組み体操。
「 安全 」 をないがしろにせず、より良い形で今後も競技が続いていくことを
願います。
ここから朝礼ネタ
先日、叔母が幼稚園に通う、孫の運動会を見てきたそうなんですが、幼稚園でも年長さんになると組み体操をするそうで、
三段のピラミッドの一番下をがんばってやっていたそうです。
この組み体操ですが、練習などでの事故が多く、
小中高で毎年8000件ほどの事故が起きていたそうです。
しかし2016年に、国が全国の教育委員会に、
「 組み体操などの事故防止のため、必要な安全措置を講ずるようにしなさい 」
という方針を出すと、
2016年度の事故件数は、5000件ほどに一気に減少したそうです。
事故の主な対策は、ピラミッドやタワーの高さを安全な4段や3段までにする、
というものなのですが、
学校によっては、段数は3段でも、「 ピラミッドが動く 」 など、
アクロバティックな技を取り入れたりして、
そのために事故が起きているところもある、ということでした。
せっかくの決め事も、中途半端にしていては結局事故につながってしまいます。
仕事におきましても、決められたルールをしっかりと守って、
安全を軽視せずに作業に当たっていきたいと思います。
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