「 セブンイレブンは街の本屋さん 」
全国の書店の数は、2015年で約1万3000店といわれています。これを15年前と比べると、約8000店舗も減少しているそうです。
2000年にAmazonが日本に上陸したことが、書店崩壊の決定打となり、
書籍はもはやネット通販が一般化しています。
そんな中、ヤマト運輸は4月、Amazonの当日配送から撤退すると発表しました。
配送業界が抱える問題が表面化する一方、これを追い風としているのが、
リアル店舗を持つセブンイレブンです。
セブンイレブンの店舗に行ってみると、
「 セブンイレブンは街の本屋さん 」 というポスターが貼ってあります。
この言葉は、
「 セブンネットショッピングで注文して、セブンイレブンの店頭で受け取る 」
という意味なのだそう。
書庫代わりとなる、セブンの書籍・DVDなどを中心とした通販サイト
「 セブンネットショッピング 」 では、約100万冊が取り扱われています。
もともとセブンネットショッピングでは、注文された約8割のお客様が、
自宅配送ではなく最寄りのセブンイレブンで受け取っている、
という大きな特徴がありました。
それが、ヤマト運輸の労働環境等の問題が出た今春からは、
通販商品の店頭受け取りが一段と増えているそうです。
そこには、「 配送してもらうより、自分でセブンイレブンに
商品を取りに行った方が、少しでも社会貢献になるのではないか 」
という客側の心理の変化があるのでは、とのことでした。
セブンイレブンの書店化戦略
「 COMB( コンブ・Customer Order Management Book )」 の導入
セブンイレブン独自の接客端末で、タッチすれば本の予約や発注ができるもの。2016年夏から全店導入し、雑誌やムックが並ぶ売り場に置いてあります。
セブンネットショッピングをはじめ、グループ会社のサイトと直結していて、
パソコン操作に不慣れな従業員でも、「 こんな本や雑誌、どうですか?」 と
客に薦められ、
「 新聞に出ていたこの本ある?」 と、客から突然問い合わせを受けても、
即座に在庫確認や発注ができるようになっています。
雑誌の取り置きサービス
この秋からの開始予定。雑誌の定期購読は先払いすることもあるが、毎号店で取り置きし、
その都度の支払いでOKとするもの。
セブンイレブン限定の差別化書籍の販売
セブンイレブンいわく、「 私たちは、本もおにぎりと同じ商品だととらえていますから、差別化したものを出すのは自然なこと 」 だそうです。
差別化された書籍とは?
詳細は、以下の朝礼ネタからどうぞ。
ここから朝礼ネタ
先日読んだ記事で、セブンイレブンが 「 街の本屋さん 」 をコンセプトに、本の販売に力を入れていく、というものがありました。
ヤマト運輸が、Amazonの当日配送から撤退するのに伴い、
セブンイレブンは、インターネットと実店舗の強みを生かし、
セブンイレブンのネットショッピングで注文し、近くの店舗で受けとる
という形で、本の売り上げを伸ばしていきたい考えだそうです。
多くの書店がつぶれていく中で、セブンイレブンが本にこだわるのは、
やり方次第で、本はまだまだ売れると思っているからだそうで、
例えば、アイドルの乃木坂46メンバーの写真集の表紙を、
セブンイレブン限定の表紙に替えて販売したところ、
あっという間に売り切れたそうです。
セブンイレブンが言うには、
「 おにぎりと同じで、本も他と差別化したものを出すのは自然なこと 」
だということでした。
私も、「 おにぎりは他のコンビニよりセブンイレブンが美味しい 」 という
イメージがありますが、
「 セブンイレブンの商品は他とは違う 」
そう言うイメージをもってもらえれば、自然と売り上げも伸びていきます。
仕事におきましても、
品質や価格、サービス面などで、他社とは違う独自性を出していくことが
大切だと思います。
私も、他社と差別化できるような品質の商品が作れるように、
がんばっていきたいと思います。
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