世界の受動喫煙対策
世界では、「 たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約 」 に示されているように、受動喫煙の健康被害は明白なものとして、
分煙ではなく全面禁煙化がすすんでいます。
先進国で、屋内が全面禁煙でないのは日本ぐらい。
そのため、日本はたばこ対策 「 後進国 」 と、しばしば揶揄されています。
全面禁煙を実施している国は、世界で49ヵ国にのぼり、
それらの国では、喫煙する利用者の利便性よりも、
飲食店等で働いている人を、
受動喫煙から保護することの方が重要だと考えられています。
また、全面禁煙は先進国に限らず、途上国でも広がりを見せ、
一部の国・州によっては、子どもが乗っている自家用車内までもが、
規制の対象になっています。
日本の受動喫煙
厚生労働省によると、日本国内で受動喫煙が原因で死亡する人が、年間約1万5千人にのぼるそうです。
男女別( 乳幼児を除く )では、男性が4523人、女性が1万434人。
女性が2倍以上になるのは、家庭内での受動喫煙率が、
女性の方が圧倒的に高いためとのこと。
日本では、2003年に施行された健康増進法が、
施設管理者に受動喫煙対策を課していますが、努力義務にとどまっています。
国際オリンピック委員会( IOC )とWHOは、
「 たばこのないオリンピック 」 を共同で推進し、
近年、日本以外の五輪開催地と開催予定地は、
罰則を伴う受動喫煙防止策を講じています。
東京五輪に向け、日本でも、屋内全面禁煙となっていくのでしょうか?
厚生労働省は、「 国民のさらなる健康の増進に向け、
従来の努力義務よりも実効性の高い制度を目指す 」 としています。
ここから朝礼ネタ
先日のテレビであったんですが、東京五輪に向けて、たばこの煙、受動喫煙防止の措置をどうするかが議論されていました。
アメリカやカナダ、ブラジル、ロシアなど世界の49ヵ国では、
法律で公共の場所を屋内全面禁煙にしているらしく、
日本の規制はすごく緩いということでした。
それでも、昔はどこでも喫煙できたのが、最近では、
飲食店などへ行っても、分煙が多いのではないでしょうか。
それもこれからは、全面禁煙に変わっていくかもしれません。
時代とともに、世の中のルールも変わり、
喫煙される方には、厳しい世の中になってきたなぁと感じます。
仕事におきましても、時代とともに基準が変わってきています。
以前はよかったものが、今ではNGになるものもあります。
時代の変化に取り残されることなく、自分の技術をもっと磨いて、
お客様や社会の要求事項を満たせるように、
がんばっていきたいと思います。
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