おてらおやつクラブ
奈良県にある安養寺の住職、松島靖朗さんが立ち上げた「 おてらおやつクラブ 」 というものがあります。
これは、お寺にお供えされるさまざまなお供え物を、
仏さまからの 「 おさがり 」 として頂戴し、
全国のひとり親家庭を支援する団体との協力の下、
経済的に困難な状況にあるご家庭へ 「 おすそわけ 」 する活動です。
おすそわけを通じ、ご家庭と支援団体との関係性の深まりに寄与し、
貧困問題の解決への貢献を目指す、とのこと。
松島さんが、おてらおやつクラブを立ち上げるきっかけになったのは、
2013年5月に、大阪でひとり親家庭の母子が、
餓死状態の遺体で見つかった事件。
今の時代に餓死をする人がいるのか、と衝撃を受けたそうです。
自分にも何かできないかと考えた末に、
お供え物を、ひとり親家庭の支援につなげることを思いついたそうです。
仏さまには、地域の人たちや檀家さんから、
たくさんのお菓子や果物が供えられます。
こうしたお供え物は、住職がお勤めしたあとに 「 おさがり 」 として頂戴し、
住職の家族やお寺にお参りする人たちに 「 おすそわけ 」 します。
しかし、参拝者の多いお彼岸やお盆の時などは、ご本尊の前に積み上げられ、
「 おすそわけ 」 が追いつかないこともあるそうです。
そうした 「 おさがり 」 を持て余す状態は、お寺のちょっとした問題でもあり、
おてらおやつクラブは、そうした問題の解消にも、一役買っているそうです。
その結果、今では、参加寺院は全国47都道府県、531カ寺になっています。
また、連携する支援団体や行政機関は172団体にのぼり、
約4400人の子どもたちにおやつなどの食料品を届けています。
( 2017年1月現在 )
おすそわけや支援は、企業や個人でもできます。
詳しくは ⇒ おてらおやつクラブHP
ここから朝礼ネタ
先日読んだ記事にあったんですが、お寺さんが、お供え物のおさがりを、ひとり親の家庭へおすそわけする、
「 おてらおやつクラブ 」 という活動が、全国に広がっているそうです。
きっかけは、奈良県にある安養寺の住職が、
大阪でシングルマザーとその子供が餓死をしたというニュースを見て、
何か出来ることはないかと思ったのが始まりだそうです。
お寺へのお供え物は、余ることが多いらしく、これらをシングルマザーなどの
支援団体へ送るのが、「 おてらおやつクラブ 」 の活動で、
今では全国で500を越えるお寺が、この活動に参加しているそうです。
住職は、「 おすそわけで、直接貧困を解消するのではなく、
支援団体と各家庭の繋がりを強めるきっかけにしたい 」 ということでした。
仕事におきましても、物のおすそわけは出来ませんが、
ちょっとの時間でも、自分の仕事の手が空くことがあれば、
まわりを手伝うなど、「 時間のおすそわけ 」 は出来るかもしれません。
また、そうすることで、人と人、部署と部署の繋がりも、
強くなっていくと思います。
私自身も、「 時間のおすそわけ 」 を心がけて、
まわりの人とのコミュニケーションを、深めていきたいと思います。
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