女性新入社員自殺に 労災認定
広告大手の電通に勤務していた女性新入社員( 当時24歳 ) が、2015年末に自殺。
その原因は、長時間の過重労働によるものだったとして、
労災が認められました。
電通は、25年前にも若手社員が過労自殺し、責任を認めています。
再発防止を誓ったものの、再び悲劇が起きてしまいました。
亡くなったのは、入社1年目だった高橋まつりさん。
試用期間が終わり、10月に本採用になると、残業時間が倍以上に増え、
労基署が認定した高橋さんの1カ月( 10月9日~11月7日 ) の時間外労働は、
約105時間にのぼりました。
そして、高橋さんは、昨年12月25日に、住んでいた都内の電通の女子寮で自殺。
その前から、SNSで 「 死にたい 」 などのメッセージを、
同僚・友人らに送っていました。
三田労基署は、
「 仕事量が著しく増加し、時間外労働も大幅に増える状況になった 」
と認定し、心理的負荷による精神障害で、過労自殺に至ったと結論づけました。
鬼十則
鬼十則は、電通の4代目社長 吉田秀雄氏が、昭和26年に作った遺訓で、仕事への心構えが10項目記されています。
内容には、『 取り組んだら放すな、殺されても放すな 』 などの
厳しい言葉が記され、過労体質への企業風土を象徴するものとして、
亡くなった高橋さんの遺族側が削除を求めました。
これを受け電通側は、来年分の社員手帳には、
鬼十則の掲載を控える方向で検討しているそうです。
- 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
- 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない
- 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする
- 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある
- 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは・・・・
- 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる
- 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる
- 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない
- 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ
- 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる
ここから朝礼ネタ
少し前に、電通の社員が、長時間労働による精神障害から自殺した、というニュースがありました。
遺族側は、電通の過労体質への企業風土を象徴するものとして、
社員手帳に書かれた、「 鬼十則 」 と呼ばれる行動規範を、
電通側に削除するように求めたそうです。
この鬼十則ですが、中には、「 殺されても放すな 」 など、
表現がきついものもありますが、そうだな~と納得するものも多いです。
そのうちのひとつに、
「 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない 」
というものがありました。
私自身も、振り返ってみると、自分の仕事の進め方やお客様とのやり取りなど、
受け身になっていることが多いなと感じました。
常に先を見て、即行動に移せるように、がんばっていきたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿